美味しいごはん? その2
今回はご飯の炊き方について少しお話ししたいと思います。
お米農家はお米を生産・精米をしてお届けするまでの作業しかおこなえません。
お米を磨いで炊飯器で炊くことは皆様にして頂かなくてはいけませんが、
この作業によって
ご飯の美味しさが変わると言っても過言ではありません。
私が考えるお米の炊き方について参考までにお伝えしたいと思います。
1、お米の磨ぎ方は炊飯器の釜ではなく、ざるとボールで磨ぐ。
ボールの中にざるを入れて、お米を計量して入れます。
2、その中にお米がすべて隠れるぐらいの水を入れ4、5回手で軽くかき混ぜる。
水が白く濁ったらすぐにざるを上げ水を捨てます。
*始めの1回目はお米が濃いとぎ汁を吸収する為、早めに行います。
3、2回目以降は念入りにかき混ぜて、水がある程度濁らなくなる繰り返す。
*お米の表面が傷つくので手で強く磨がないようにして下さい。
お米を磨ぐと言いますが、お米を洗うと言った方が正しいかもしれません。
4、炊飯釜にお米を移し、水を入れる。
*水加減はお好みで入れて、お米の炊き上がり固さを決めて下さい。
冷水で炊くとよりよいかもしれません。
5、炊飯器でお米を炊く。
*お米を水に浸して置いた方が良いとも聞きますが、あまり変わらないように思います。
なので、朝ご飯は前日の夜に仕込むご家庭もあるか思いますが、特に問題はないと考えます。
6、お米が炊きあがったら、蓋を開け釜の中のごはんをよくかき混ぜる。
*炊き上がったら蒸らした方がいいとも聞きますが、炊いてすぐに余分な水分を飛ばした方がいいように思います。
7、炊飯器で保温はなるべくしないように。
*炊飯器の保温機能は良くなっていますが、変色・香りの変化などの原因になりかねません。
保温をせずに時間が経って食べる時にはお茶碗に入れて電子レンジで温めた方が、
電気代の節約にもなり美味しく食べられると思います。
実践されていることも多々あるとは思いますが、参考になれば幸いです。